確実に逃げ切る方法
確実に逃げ切る方法
「確実に逃げ切る方法」についてお話したいと思います。逃げる行為は、かっこ悪いと思うかもしれませんが、自分の命を守るためには絶対に覚えておかなければならない手法になります。
相手が刃物を出してきたら?
拳銃を出してきたら?
(日本ではまずないと思いますが、海外ではよくある話です)
そうです。一番安全な護身術は「逃げること」なのです。しかし、いざその場に遭遇すると、逃げることすらできない人が多いです。なぜでしょうか?答えは簡単です。本気でそういう状況を想定していないからです。頭では考えているのかも知れませんが、身体は都合よく動いてくれません。やはり逃げるにも訓練が必要なのです。
普段から訓練する内容を紹介します。
まず、「緊急時の呼吸法」で精神状態をある程度落ち着かせる。
一人の時は、チンピラに絡まれる・不審者が近づいてくるイメージを持つパートナーがいる場合は数m離れた位置から追いかけてもらう
迷わず、踵を返してダッシュする訓練をする。
この「迷わず」が非常に重要なのです。人間どうしてもいざという時、迷ってしまいがちです。男性は特にプライドが高いので迷いが生じます。この一瞬の迷いが生死を分けることだってあります。迷わず逃げるにも訓練が絶対に必要なのです。相手にとって、気持が良いほど迷いのない逃げっぷりは、逆に追いかける気力さえ奪ってしまいます。では、どれくらい走って逃げればよいのか?「ただ走って逃げろ」ではどこまで逃げ切ればいいのか分からないと思います。
そこで興味深いデータがありますのでご紹介します。元犯罪者グループへの聞き取り調査で、「標的を何メートル追って届かなかったら、犯行をあきらめるか?」と尋ねたそうです。回答を平均すると、8~9mで「無理か?」と感じ、16mで「駄目か?」に。そして20mで「駄目だ!」となったそうです。つまり、とにかく20m以上は必至で走れ!ということですね。
そこで、できるだけ早く踵を返して逃げる方法をお教えいたします。
踵を返した時点で前傾姿勢の状態を作る。
※重力で身体が前に倒れる力を前進力に利用します。
最初の一歩はできるだけ小さく出す。とにかく小走りで20m走りぬく。
※最初の一歩が大きいとその時点でスピードが死んでしまいます。
これは短距離のスタートダッシュと同じ要領です。
※体力に自信がない人、できるだけ乱闘に巻き込まれたくない人は本気で訓練してください。
※相手が数人いる場合、刃物をちらつかせている場合など明らかに巻き込まれたら終わりと感じた場合も、迷わず走って逃げてください。
追伸:
逃げる上で最も気をつけなければならない事があります。それは「手荷物」です。「走って逃げても邪魔にならない手荷物」である必要があります。普段持っている手荷物(かばん)でどこまで走れるか確認しておきましょう。
万が一、手提げ袋など持って走りにくい場合は、逃げきれる可能性が極端に下がります。この場合は、手荷物を投げ捨てるしかありません。普段から防犯意識を持って行動することが重要です。文章で説明すると、なかなかうまく伝わらないかもしれません。
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